取引を継続しやすく、取引先に選ばれやすい
Pマーク取得の最大のメリットは、企業間の取引において信用が拡大する点です。現在契約している取引先で定期的に契約更新を行う場合、更新に「プライバシーマークを取得していること」が条件になる場合があります。プライバシーマークを取得しておけば、このような更新もスムーズに進めることができます。
また、大企業の外注選定時にも、プライバシーマーク認証を取得していることが条件になる場合があります。個人情報を取扱う業務を委託する場合、プライバシーマークを取得していない企業よりも、取得している企業のほうが選ばれやすいのは明らかです。このため新しい取引先を見つけるときにもプライバシーマークの取得は、大きなメリットとなります。
顧客の信頼度がアップ
一般の顧客からの信頼度が、プライバシーマーク取得にて高まるのもメリットです。個人情報には知られたくない情報も含まれているため、個人情報を登録する際には適切な管理をしている企業が信頼されます。漏えい事件が増えている近年では、顧客が企業を選ぶ際にプライバシーマーク取得が条件の一つになっていることもあります。特に顔が見えない通販などでは、プライバシーマークの取得は影響が大きいようです。
従業員のモラルが向上する
個人情報漏えいの80%以上は、従業員による過失が原因だと言われています。従業員の何気ない不注意により情報が漏えいしてしまった場合でも、ビジネスへの影響は計り知れないので、何よりも情報を漏えいさせないことが大切です。個人情報を保護するには、まず従業員の意識を向上させる必要があります。プライバシーマークの取得は従業員を含む企業全体で取り組む必要があるため、一人一人の個人情報に対するモラルが、ぐんと向上します。
顧客の信頼度アップ
取引条件にPマークの取得が求められているようであれば、マーク取得自体が利益を創出することになります。また、取引条件に入っていなくても、Pマークを持っている企業としていない企業と比べた場合には認証を受けている企業の方が優位に立つ可能性は高くなります。大手企業でも、中小企業でも、社内の仕事を外注する場合には、外注先のパートナー企業に一定の基準を設けます。その基準の中にPマーク取得が要件になることは少なくはありません。また、自社WEBサイトや名刺等に掲載することで他社との差別化を図ることもできます。