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Pマーク申請と取得の違い

Pマークのコンサル会社のキャッチフレーズとして「申請まで1ヶ月!」、「取得まで5ヶ月!」、「認定まで6ヶ月!」など様々なものがあります。Pマークを取得する企業に取って、実際どのくらいかかるのかがとてもわかりづらいと思います。ここでは実際にどのくらいかかるのかを見ていきます。

まず、Pマーク取得プロジェクトは「申請までの準備」「申請後の審査・諸手続き」に分かれます。

  • 申請までの準備              Pマークで求められていることを全て完了して審査機関に審査をしてもらうための書類を提出するまで
  • 申請後の審査・諸手続き  申請書類を提出し、審査を受けて、実際にPマークが使えるようになるまで

申請までは自社、あるいはコンサル会社での頑張り次第で短くできるでしょう。ただし審査や諸手続きはPマークの審査機関やJIPDECの繁忙状況によるため、完全にはコントロールできないのです。

 

Pマーク取得までの平均スケジュール

Pマーク申請まで

平均は3~4ヶ月程度となります。お急ぎプランなどですと、2週間などというコンサル会社もあるようです。申請までというと全ての規程が作成され、運用が定着していることが前提ですので、会社規模によって変動はありますが、最低でも2ヶ月程度はかかるのが通常です。1ヶ月以下で対応するというコンサル会社の場合は、とりあえず申請だけしてしまって後でそれに合わせて調整しようというやり方ですので、書類の内容に小さな嘘が入ってしまうことになります。500名を超える会社で、社内の管理を徹底させようという場合は6ヶ月以上かかるケースもあります。

 

Pマーク審査終了まで

平均は2ヶ月程度となります。申請書類を提出し、文書審査、現地審査が終わるまでの期間です。これはPマーク審査機関の繁忙期の状況によって3ヶ月~4ヶ月程度になるケースもあります。特に例年3月にかけて繁忙期になりますので、想定以上の期間がかかってしまうこともあるようです。Pマーク取得企業は年々増加しているため、更新審査を受ける企業も増えているため、審査機関のリソースが足りなくなっているというのが実体のようです。

 

Pマーク認定から利用開始まで

平均は1.5ヶ月程度となります。現地審査完了後、是正処置の報告をおこない、審査会で認定されると内諾となります。審査会は月1回~2回程度しか実施されていないため、タイミングによっては是正処置の報告から1ヶ月程度時間がかかってしまう場合もあります。内諾後、諸手続きが完了するとPマークの登録証が送付されてきます。これでPマークを利用できることになります。

 

全体での期間

これまでのスケジュールを合計すると、0からPマークが利用できるようになるまで平均では7ヶ月程度は見ておいたほうがよいでしょう。どうしても短くしたい場合は、コンサル会社や審査機関に相談してみましょう。